
2020年版より農業ライターの石井里津子先生をお迎えして
「天地の農(あめつちのみのり)カレンダー」としてスタートすることとなりました。
天の恵みである日光、雨。
永年にわたり農家の方々の数えきれない努力の積み重ねで育まれてきた大地。
どれが欠けても農業は成り立ちません。
この美しい日本の風景の多くは農業が作り上げてきたと言っても過言ではありません。
これらをご紹介し伝えていくことがこのカレンダーの使命と思い、作り続けていく所存です。
商品情報
Product Information


主な仕様
商品名:天地の農(あめつちのみのり)カレンダー
ページ数:13ページ(表紙+各月1ページ)
希望小売価格(税抜):1,700円
本体サイズ:H540㎜×W375㎜
製造・販売元:国際カレンダー(株)
旧暦・六曜・二十四節気・月の満ち欠け他掲載
採用写真の地名リスト
1月 石見神楽 島根県浜田市 7月 下赤阪の棚田 大阪府千早赤阪村
2月 忍野からの富士山 山梨県忍野村 8月 信濃川沿いの田園地帯 新潟県津南町
3月 浜野浦の棚田 佐賀県玄海町 9月 棚田と彼岸花 奈良県明日香村
4月 さくら咲く山の集落 高知県仁淀川町 10月 稲刈り後の田圃 青森県平川市
5月 残雪の剱岳と水田 富山県立山町 11月 串柿の里 和歌山県かつらぎ町
6月 壬生の花田植え 広島県北広島町 12月 凍みこんにゃく作り 茨城県常陸太田市
タイトル「天地の農(あめつちのみのり)」とは
Title Description
すべての人と守りゆく――美しき日本の農の風景
天地(あめつち)
――天と地、すべての世界。いわば、世界や地球、宇宙をも包み込む言葉です。
そして「あめ」という音は「雨」を、「つち」という音は「土」にも通じ、
自然とともに生きる日本古来の感覚とともにあります。
「あめつち」と、わたしたちの先祖が表現した世界観に導かれ、
日本の農村風景・風土文化がもつ深い魅力を探す旅がはじまります。
農(みのり)
――耕すこと、耕す人、農業すべて。
漢字の成り立ちを見れば、木を切り、農具で耕す光景です。
「たがやす」という読み方をあててもいますが、「みのり」という読みも寄り添わせてきました。
そこに見えるのは、一連の農作業がたどり着く光景。
大地の恵みに感謝し、いのちの糧となる「みのり」という響きは、
今日も農の営みを讃え続けています。
日本には、「天地の農」の風景が、農耕がはじまった古のときから
「令和」の今日まで続いています。
代々、農地への創意工夫や労苦が積み重ねられ、機能的かつ、
美意識の高い農耕文化が築き上げられてきました。
そこには水や地形、災害とも語り合ってきた、祈りのような願いが込められています。
今、これらが見えなくなり、忘れられつつあります。
だからこそ、この地球上に刻まれた、かけがえのない「天地の農」を
すべての人と守りたいのです。
さあ、明日へ、そして世界へ。
2019年5月 石井里津子
